学校概要

校長室からごあいさつ

岡山県立井原高等学校 校長 上野 修嗣

井原高校のホームページにようこそ。令和5年度は、本校にとってさまざまな意味で節目となる年です。
第一に、本校は今年、創立120周年を迎えます。11月10日(金)には、井原市民会館で、在校生教職員はもとより同窓生、地域の方々をお招きして創立120周年記念式典を開催する予定です。
この地区の中学校卒業者数の減少等に対応するため、平成18年に、県立井原高校と県立精研高校が再編整備され、新しい県立井原高校が誕生してから、今年で17年目ですが、再編整備以来、地域の方々の絶大な御支援をいただきながら、井原市内唯一の県立高校として、生徒一人ひとりの進路実現に取り組んでまいりました。
このようなよき伝統を継承しながら、令和3年度入試から、「園芸科」と「家政科」を改編し、それぞれの学びを継承・発展する「グリーンライフコース」と「ヒューマンライフコース」を併設する「地域生活科」の募集を始めました。また、普通科でも、一人ひとりの進路目標にきめ細かく対応できる3つの類型を設置し、幅広い科目選択を可能にするなどして魅力ある学びの提供を目指しております。
第二に、今年度から旧精研高校の流れをくむ「南校地」と旧井原高校の流れをくむ「北校地」が北校地に統合され、「普通科」の生徒と「地域生活科」の生徒が共に生活をはじめています。
この一連の改編・改革の大きな目的は、両校地の学びの融合により、一人ひとりの学びに寄り添い、地域、日本、世界の未来を担う人材を育成することです。現代は、予測不可能な「変化の時代」と言われています。経済のグローバル化やデジタル技術の発展が著しくなっています。国内においても、様々なルーツや価値観を持った人々がそれぞれの違いを尊重しながら創造的に活動し、日本の社会を急速に変化させています。
校地統合後の新しい井原高校には、進路目的、学ぶ科目など自分とは異なる様々な仲間が集い、共に活動する多くの機会があります。井原高校での生活は、多様性を身に付ける上で、大きなアドバンテージを持っていると言えるでしょう。
将来、本校を巣立った生徒たちが、変化する社会に臆することなく日本や世界で様々な分野でリーダーシップを発揮して活躍することを期待しています。
こうした中で、本校はコミュニティ・スクール(学校運営協議会)を発足させ、地域の皆様と協働して、本校の「育成する生徒像」をまとめています。

(全科共通)
○ 自己実現のために適切に情報を収集・分析でき、必要な知識・技能を習得できる生徒。
○ 激変する社会に対応するため、自ら学び続け、自分の考えや意見を適切な言葉で伝えることができる生徒。
○ 多様な他者と協働し、課題解決に取り組み、地域を愛し、地域に貢献しようと主体的に行動できる生徒。
(普通科)
○ 実社会での活躍を見据えて、主体的に学習し、進路実現に必要な力を確実に身に付ける生徒。
(地域生活科)
○ 地域資源を生かした実践的な学習を通して、地域産業を担い、将来、地域社会の持続的な発展に資する生徒。

また、いわゆる「コロナ禍」から脱却しつつある中で、生徒たちは、自分たちが新たな井原高校の学校文化を創り上げていくという気概を持ち、教職員の手厚いサポートのもと、自主的、自律的に行動し、個性を発揮しています。
地域の皆様、保護者の皆様、学校関係者の皆様、今後とも引き続き、井原高校の教育活動に御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げ、御挨拶とさせていただきます。
                                              令和5年4月  岡山県立井原高等学校
                                                         校長 上野修嗣

学校教育目標

校 訓

誠実  創造  自律

目指す教育

(1)自立の精神と高い倫理観を持つ誠実な人材を育成する。
(2)生涯を通じて学び続けることのできる人材を育成する。
(3)進んで地域や社会に貢献する心豊かな人材を育成する。

教育目標

知・徳・体の均衡がとれた「本物づくり」をめざす教育の実践

(1)確かな学力を身につけた、心豊かな人材の育成
(2)各科での学びを生かし、更に高度な学びをめざす人材の育成
(3)知性あふれ、視野の広さを兼ね持つ人材の育成
(4)「生きる力」と「耐える力」を兼ね備えた人材の育成
(5)郷土を愛し、地球規模で社会貢献できる人材の育成

学校経営方針

令和5年度 学校経営計画

目標1 ICTを活用するなどして、生徒の学ぶ意欲を向上し、学力・技術を最大限に伸張する。
目標2 生徒、教職員とも旧南北校地の文化を融合し、円滑に共同できる融和的な組織を創る。
目標3 統合校地としての魅力づくりを行うとともに、その魅力を迅速、効果的、組織的に発信する。
目標4 生徒の豊かな心を育み、清楚な身だしなみで、規律・礼儀が身についた生徒を育成する。
目標5 地元小中学校も含めた地域との連携を基盤に、探究的な学びの開発・充実に取り組む。
目標6 学校における教育活動が安全・安心な環境で行われるよう、組織的に安全管理に取り組む。
目標6 ICTの効果的な活用などにより、校務をスリム化し、「働き方改革」を推進する。

学校自己評価の結果

井原高校は,学校自己評価の結果について,公表しています。PDFファイルでダウンロードできます。

スクールポリシー

育てたい 生徒像

【全科共通】
  • 自己実現のために適切に情報を収集・分析でき、必要な知識・技能を習得できる生徒
  • 激変する社会に対応するため、自ら学び続け、自分の考えや意見を適切な言葉で伝えることができる生徒
  • 多様な他者と協働し、課題解決に取り組み、地域を愛し、地域に貢献しようと主体的に行動できる生徒
【普通科】
  • 実社会での活躍を見据えて、主体的に学習し、進路実現に必要な力を確実に身に付ける生徒
【地域生活科】
  • 地域資源を生かした実践的な学習を通して、地域産業を担い、将来、地域社会の持続的な発展に資する生徒
<グリーンライフコース> 農業や農業関連産業を通じ、地域社会の持続的な発展を担う職業人として必要な資質・能力を身に付ける生徒
<ヒューマンライフコース> 家庭生活に関わる産業を通じ、地域社会の持続的な発展を担う職業人として必要な資質・能力を身に付ける生徒

学びの 内容・方法

【全科共通】
  • 多様な他者に対する感謝の気持ちを持ち、地域との連携により、キャリア意識を涵養する教育活動を展開します
  • 多様な興味・関心、進路目標に応じた多彩な選択科目を開設し、主体的に学ぶ姿勢を養成し、進路実現を図ります
  • 思考を促す活動、情報を精査しまとめる活動、考えを正確に表現する活動を通して、思考力・判断力・表現力を育成します
  • これまでの教育実践と、ICT機器やChromebookとの組み合わせを実践することで、学びの充実を図ります
【普通科】
  • 類型に応じた学びを展開するとともに、進路目標に応じた個別最適化された学習を実現します
  • 実社会で活躍している幅広い分野の外部講師から最先端の知識・技術を習得して、学習内容を深化させるとともに、地域や世界の探究活動を通し、自らの在り方を考える機会を提供します
【地域生活科】
  • 各自の習熟に応じた少人数授業や、補習、個別指導を通して、基礎的・基本的な知識・技能を身に付けます
  • 学校設定科目「地域生活」等を通した地域の人的資源の活用や、両コースのコラボレーションによる地域の特産物を生かした商品開発等を通して、地域の課題解決型の探究活動に取り組みます

<グリーンライフコース> 草花、野菜、果樹等に関する専門科目を学び、販売実習や地域との交流活動等の実践的・体験的な学習を実施します
<ヒューマンライフコース> 保育、被服、食物に関する専門科目を学び、各種コンクールへの応募や保育園実習等の実践的・体験的な学習を実施します

求める 生徒像

【全科共通】
  • 自ら学び自ら考える姿勢を持ち、ICTを活用するなどして、日頃の学習に地道にかつ前向きに取り組む生徒
  • 学校行事、生徒会活動、部活動、資格取得等に積極的に取り組む生徒
  • 地域での活動に積極的に取り組み、郷土を愛し、地球規模で社会貢献したいという意欲がある生徒
【普通科】
  • 進路実現に必要な学力を身に付けるため、自ら学ぼうとする姿勢を持ち続けられる生徒
【地域生活科】
  • 園芸や家庭の学びに興味・関心を持ち、地域の課題解決に向けて取り組み、将来の進路に生かそうとする生徒
  • 基本的生活習慣が身に付いており、主体的に学ぶ意欲がある生徒

<グリーンライフコース> 草花、野菜、果樹を実践的に学び、地域との交流活動や地域への貢献活動に積極的に取り組む生徒
<ヒューマンライフコース> 保育、被服、食物を実践的に学び、地域との交流活動や地域への貢献活動に積極的に取り組む生徒

校歌・校章

岡山県立井原高等学校校歌

大月 実 作詞  文谷 功 作曲

桜の花の 舞うほとり
つどいて むすぶ 学びの輪
命 かがやけ いまここに
ああ ときめきの わが母校
われらが われらが 井原高校

小田の流れに 風そよぎ
友と語らう 雲はるか
心 つなげよ 次の世に
ああ とこしえの わが母校
われらが われらが 井原高校

弓の山並み 仰ぎ見て
ためて放つは 希望の矢
夢を射止めや 天高く
ああ うるわしの わが母校
われらが われらが 井原高校

再生ボタンを押すと、校歌をお聞きいただけます。

井原高等学校校章

井原高等学校校章の由来

井原市の「井」の文字と高等学校の「高」の文字を組み合わせたデザイン。また、井原市の花「さくら」の花びらを2枚重ねたデザインは、人と人とが支えあう姿を表し、井原高等学校が目指す誠実で心豊かな人間の育成を表現したものである。この柔らかさと力強さを併せ持つシンプルな形の中に、清流小田川のせせらぎとさくらの花びら、響く歓声をイメージし、爽やかな若者達の限りない成長を願ったものである。

沿革

井原高等学校の沿革

平成25.11.07
創立110周年記念式典挙行
平成18.04.10
新井原高校開設記念式挙行
平成18.04.01
高等学校再編成により岡山県立井原高等学校と岡山県立精研高等学校が統合し、岡山県立井原高等学校と改称
旧井原高校と精研高校の沿革は、以下のPDFファイルからご覧ください。

アクセス

〒715-0019 岡山県井原市井原町1802
TEL 0866-62-0057(代) FAX 0866-62-6984
E-mail  ibara@pref.okayama.jp

精研農場
〒715-0021 岡山県井原市上出部町1425
TEL 0866-62-3574 FAX 0866-62-3524