【地域生活科】 ブドウの品評会 審査補助員として参加

 井原高校では、令和5年度から学校設定科目「ブドウ学」を開設しており、地域の農家や関係機関と連携・協働し、井原市特産のブドウに関する学びを展開しています。
 10月4日には、本校で「井原市露地ぶどう(後期)品評会」が開催されました。この会は、井原市と晴れの国岡山農業協同組合が、生産技術の向上と品質の改善につとめ、その生産と市場性を高めることにより、井原市の果樹振興を図ることを目的として実施しており、今年初めて本校が会場となりました。地域の農家が生産した「ピオーネ」と「シャインマスカット」が出品され、本校地域生活科3年グリーンライフコースの生徒4名も審査補助員として参加しました。
 生徒は、県や市、農協等の審査員から指導を受けながら、ブドウの外観や内容(糖度、食味、肉質)の計測、記録を行い、評価の観点や審査方法について学び、高品質なブドウを判断する目を養う機会となりました。
 ブドウ農家へインターンシップに参加した経験もある森兼伊乃里さん(井原中学校出身)は、「学校以外に地域の農家のブドウを見ることができ、市場性を高めるためのブドウづくりの重要性について学ぶことができた」と振り返っていました。
 審査員からは、生徒に対して、「実習で育てるブドウに愛情を持ち、来年度の品評会には、オープン参加として出品してほしい」という意見をいただきました。
 将来の産地の担い手育成につながるよう、これからもブドウ学の内容の充実を図っていきます。なお、当日の様子は、井原放送や「おかやま高梁川流域のめぐみ」の公式SNSでも紹介される予定です。