令和5年度 1学期終業式

 7月19日(水)令和5年度 1学期終業式が行われました。
 式の前には表彰報告会と壮行式が行われ、いろいろな場面で活躍した生徒を、全校生徒で称えました。壮行式では、インターハイに出場する新体操部と中国大会に出場する水泳部の生徒が抱負を述べ、生徒会長が激励の言葉を送りました。日頃の練習の成果を発揮してください。
 また、今年度から『学校運営協議会』『修学旅行企業プレゼン』に生徒が参画しました。参加した生徒たちが感想を述べる機会がありました。『学校運営協議会』に参加した家庭クラブ会長 竹原さん(笠岡西中出身)は「井原高校は多くの人に愛されている学校だと感じることができました。また多くのことにチャレンジし、より良くしようとしてくださっていることも感じることができました」と述べていました。

【新体操】第64回中国高等学校新体操選手権大会 団体8位

【軟式野球】令和5年度春季岡山県高等学校軟式野球大会 優勝

【将棋】 第36回全国高等学校将棋竜王戦岡山県大会 優勝 石井孝明

【水泳】 第51回岡山県高等学校水泳競技大会 女子200m平泳ぎ 第2位 広川七渚/男子200mセオ泳ぎ 第2位 宮崎瑛太

【美術】 岡山県高校生美術コンクール 銀賞 西山愛羅

【デザイン】高校生デザインコンテスト2023 入賞 西山愛羅

【バドミントン】 令和5年度岡山県高等学校バドミントン競技備中支部西部地区予選会 女子学校対抗 第4位

【ソフトテニス】 令和5年度備中支部高等学校総合体育大会 男子ソフトテニス競技の部 備西地区対抗大会 第1位/女子ソフトテニス競技の部 備西地区対抗大会 第2位/令和5年度全日本・中国高等学校ソフトテニス選手権大会(個人)備西地区予選会 第2位 石井・掛橋ペア/第5回アグリカップ 競技種目 ソフトテニス(男子個人)第2位 石井・掛橋ペア/第3位 安藤・石岡ペア/(男子団体)第1位

【令和5年度1学期終業式 校長式辞】

 4月10日に始業式、11日に入学式を行ってから3か月が経ち、1学期も終業式を迎えることになりました。
 始業式や入学式で、私は、皆さんに、この井原高校をどのような学校にしたいかという目標について2つお話ししました。
 第一には、井原高校を「失敗をしても、挑戦し続け、成長するための場」とするということでした。そのために、みんなが安心して失敗できるように、クラスメイトの挑戦をみんなで支えてほしい、とお願いをしました。
 第二には、アフターコロナや校地の完全統合に対応して「新しい井原高校を皆さんとともに作っていく」ということでした。コロナ以前の学校行事などを単に復活させたり、南北2つの校地の文化を足して2で割ったりするのではなく、地域から期待される本校の役割を踏まえながら、皆さんが生き生きと学校生活を送る姿を理想とする取組が必要だとお話ししました。
 さて、この1学期間に、皆さんはどのような学校生活を送ったでしょうか?今一度振り返ってもらいたくて、先日Formsを使ったアンケートを実施しました。回答を寄せてくれた290人の皆さん、ありがとうございました。
 そのうち、259人(89.3%)の人が、すごく、または、まあまあ充実した1学期だったと評価していますので、令和5年度の最初の学期としては、まずまずの滑り出しであったと胸をなで下ろしています。
 少し、アンケートを振り返ってみます。
 まず、1学期に「失敗を恐れず挑戦したこと」は何ですかという問いに対して、半数を超える164人(56.5%)が、たくさん、または少しはあったと回答してくれています。内容としては、教科や探究学習の授業や検定、学校行事、生徒会や委員会・部活動など学校生活に関することが多かったですが、中には、友達を作るために積極的に話しかけた、新しい趣味を始めたなどの答えもありました。
 次に、1学期に行った「新しい井原高校づくり」については、4分の1弱の69人(23.8%)が、けっこう、または少しは取り組んだり心がけたりしたと回答しています。他の学科の友人ができたという回答も多かったですが、掃除やゴミ拾いなどを心がけて、いい環境をつくろうとした人も何人かいたようで、とても頼もしく感じました。
 次に、「頑張っているクラスメイトや先生を教えて」という問いには、生徒会や委員会に積極的に関わったり、急遽コンテストにチャレンジしたりしたクラスメイトを賞賛する回答が非常に多かったです。目立つことではなかったかもしれないクラスメイトの努力を、皆さんはよく見て評価しているなと感じましたし、クラスメイトの挑戦をみんなで支える気持ちを持ってくれているとうれしく思いました。
 また、皆さんからの回答にはなかったのですが、先ほど、代表の生徒がコミュニティ・スクールへの出席や修学旅行の業者選定に関わった体験を語ってくれました。こうしたことも、新しい井原高校づくりに必要なことだと思っています。今回は、お願いをしてそのような機会を設けたのですが、今後は、皆さんから学校生活の様々なことについて「こうしたい」「こんなことをやってみたい」という提案を期待しています。
 最後に、2学期の抱負についてです。
 本当はすべてを紹介して、皆さんの前向きな気持ちを共有したいのですが、印象に残った何人かの抱負を紹介することで代えさせてもらいます。
「振り返ったときに何もしていなかったと思うことがないような一日一日を送る」
「学校に行くのが楽しくなりたいです」
「自分に限界を作らず、未来の自分が後悔しないように勉強する」
「どんなことも諦めずに取り組みたい」
「0を1にできる人間になる」
 明日から夏休みに入ります。この休みが、いろいろなことを見て、聞いて、経験して、そして、考え、判断できる有意義な時間になることを期待しています。私も2学期に新たな挑戦ができるよう準備をしっかりしようと思っています。
 8月25日の第2学期始業式で元気で成長した皆さんと再会することを心から祈念し、式辞とします。

令和5年7月19日

岡山県立井原高等学校
校 長  上野 修嗣