カテゴリー別アーカイブ: 活動情報

【家政科】学習発表会Part1 発表

 12月18日、本校南校地の体育館で、家政科と園芸科の日頃の学習成果を発表する「令和3年度学習発表会」が開催されました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を考慮し、参加者を制限するとともに、マスク着用、手指消毒、換気等の感染対策を講じて実施しました。

  家政科のテーマは「継(つなぐ) ~伝統の架け橋~」。家政科は、2年生からフードデザイン類型とファッションデザイン類型に分かれて、食物、被服に関する実践的な学習を行います。今年度、家庭クラブ活動のホームプロジェクト発表県大会に出場した生徒の発表のほか、各類型に関する学習内容の発表、写真での振り返り等もありました。

  3年生は、これまでの学習や当日の発表を通して、家庭に関する知識や技術の習得をはじめ、他者と協働しながら、自ら学び、問題を解決する力を身につけ、自分の考えや意見を適切な言葉で伝えることができました。また、成長した3年生の姿を、3年生の保護者や1・2年生、中学生等に直接見ていただきました。1,2年生には、先輩が積み重ねてきた家庭の学びを引き継ぎ、発展させてほしいです。

  なお、当日は、井原放送の取材もあり、後日、放送される予定です。

農業高校レストランに出荷

 12月に入り、本校の園芸科及び地域生活科グリーンライフコースの生徒が、実習で丹精込めて育てた白菜、大根、菊芋を農業高校レストランに出荷し、料理の食材として利用 していただきました。

  農業高校レストランは、岡山駅の近くにあり、県内の農業高校の生徒が育てた農産物や学校を紹介するコンセプトのお店です。店内には、県内8校から仕入れた食材マップのほか、井原高校が取り組んでいるデニム学の記事など、各校の様子が紹介されています。

 本校では、今後も不定期となりますが、生徒が実習で育てた農産物を農業高校レストランに出荷する活動を通して、食を支える農業の大切さを学習していきます。

【園芸科】 農場Wi-Fiを活用した学び

 本校では、精研農場において、園芸科3年フード&フルーツ類型の生徒が、科目「総合実習」で、タマネギ苗の種まきから収穫・調整、地域の方への販売までを行っています。今回は、農場で実習の振り返りを行うため、教員のChromebookや農場Wi-Fiを活用し、農業関連企業が取り組んでいるタマネギの栽培についての動画を視聴しました。実際に、実習内容との比較を行いながら動画視聴を行うことで、栽培のポイントや病気対策などを具体的に考えることができ、タマネギ苗の栽培方法についての理解を深める学習に役立ちました。

 本校では、今年度の新入生から、教室等で生徒1人1台端末を活用した学びを開始しており、今後は、精研農場でも、生徒1人1台端末や、新たに整備された農場Wi-Fiを活用した学びを通して、農業学習の幅を広げ、地域の産業を支える職業人の育成を進めていきます。

企業と連携した繊維製品づくり

 岡山県・備中エリアの繊維産業と高校・大学が協力して持続可能なモノづくりに挑戦し、新しい商品のヒントを展示する企画「繊維のチカラで繋げ」が、TUTAYABOOKSTORE岡山駅前店にて開催されています。

 本校家政科2年ファッションデザイン類型と地域生活科1年ヒューマンライフコースの生徒は、倉敷芸術科学大学の正宗幸子先生から授業を受け、高田織物(株)さんの畳べりと、地元井原市のクロキ(株)さんのデニムを使用したデザイン画を作画しました。

 生徒は、自分の思いが形になる経験を通して、これからの社会に欠かせないSDGsの視点を身につけることができました。展示については12月19日(日)まで行っています。

【普通科2年生】リーダーに必要な資質とは~コロナの先に~

 12月16日(木)放課後の教室から、真剣にディスカッションをしている声が聞こえてきました。「令和3年度 岡山県リーダー育成のための合同学習合宿」の課題に取り組んでいるようです。例年は合宿スタイルですが、今年度はコロナ禍のため、オンラインで開催されます。この合宿は、難関大学への進学を目指す岡山県の高校生が、学力はもちろん、リーダーシップを向上させるために企画されたものです。

 ディスカッションのテーマは「コロナ後の理想の社会を想像し、それを実現するための取り組みを考える」です。本校の2年生2名と、総社高校、玉島高校の各2名の計6名で話し合いました。対面ではなく、オンラインでの開催だったため、慣れない環境に最初は戸惑いながらも、1時間以上の熱い議論が続きました。彼らの考える理想の社会像は「ITをさらに発展させ、未来の子どもたちが夢に向かって学びを続ける社会」です。この課題をジブンゴトとし、どのように社会に貢献できるかを語る6名の姿は、希望に満ちていました。本日の3校合同の意見をまとめ、来年の1月5日(水)には、岡山県の高校の計12のグループと「コロナ後の世界で、自分に何ができるか・何をしたいか・何をすべきか」について、大学での学びと関連づけて議論を続けます。