歴史あるピアノの音色を記録。プロ奏者と生徒の共演。

 井原高校北校地の音楽室には明治27年(1894)製のスタインウェイ社製のピアノがあります。スタインウェイ社製ピアノと言えば、ホロビッツやグールドをはじめとする多数の名演奏家に愛用され、世界中の聴衆を魅了してきたピアノの逸品です。本校のピアノも二度の修復を経て今も生徒・職員に大切にされています。

  昨年度末に作曲家でピアニストの谷川賢作氏からこのピアノを使用してレコーディングを行いたいという申し出をいただき、打ち合わせ・準備を経て、9月22日(火)に本校音楽室でレコーディングが行われました。谷川賢作氏、パーカッショニストの宮本香緒理氏、ヴォーカリストの大塚ひろこ氏を迎え、録音された映画音楽9曲のうち3曲で本校音楽部に所属する普通科3年生の3名が共演しました。「一発録り」という緊張感の中でしたが、プロの演奏家の音を間近に感じ、リハーサルを重ねて音楽を作り上げていく過程を体験し、3名の生徒は貴重な機会を楽しむとともに大きな感動を得ることができました。 なお、当日の模様は井原放送、NHK、OHK、RSK、山陽新聞、朝日新聞各社にて紹介されました。収録されたCDは早ければ2021年春に市販される予定です。