園芸科2年 土壌のpHの簡易測定

 

植物バイオテクノロジーの授業で土壌pHの簡易測定を行いました。測定に使った土壌サンプルは、①草花のポット土、②校内圃場の土、③精研農場のブドウ棚の土です。

 実験の目的は、2つあります。1つ目は、日本の土壌は酸性の傾向があるといわれており、実際に学校で使っている土は酸性か確かめることです。2つ目は、pHの測定結果から栽培に適する植物を探すことです。

 実験方法は、採取した土壌サンプルに水を入れて撹拌し、その上澄み液をリトマス紙で測定するという簡易的な方法です。

 測定結果は次の通りになりました。

①草花ポット土 中性 ②校内圃場の土 弱酸性 ③精研農場のブドウ棚の土 弱酸性

これらの結果から学校の土は弱酸性であることが分かりました。①草花ポット土は栽培用に調整しているため、中性という結果だと考察しました。また、弱酸性の土壌に適する植物にはキク、シクラメン、バラなどがあることも確認することができました。

実際に自分たちで確かめてみる。やってみる。という農業の面白さを生徒は、感じてくれている様子でした。