カテゴリー別アーカイブ: 活動情報

【家政科2年保育選択者】外部講師授業「児童文化財」

令和4年2月4日(金)8:50~10:30

講師:井原親子ネット会員 善積寿子先生・谷陽子先生・池田加奈子先生

  家政科2年保育選択者5名が、井原親子ネット会員の方々による「児童文化財」の授業を受講しました。コロナ禍ということもあり、今年度はリモートで行いました。

  発声の基礎練習の仕方、エプロンシアタ-、物語の素話など次々に実演をしてくださいました。子どもたちを喜ばせるための魅力的な技の数々に、生徒たちは魅了され、夢中になって見入っていました。 生徒による絵本の読み聞かせの指導講評もいただきました。今後の図書館実習や幼稚園実習などで役立てていきたいです。

<授業の様子>

【家政科2年保育選択者】ハッピーライフ講座収録

令和4年1月28日(金)

家政科2年 保育選択者 5名

井原放送の番組「かがやけ井原!ハッピーライフ講座」の収録が行われました。今回は2年生保育選択者による幼児向けの「パネルシアター」と「ペープサート」です。

<収録の様子>

放送は2月末の予定です。お楽しみに!

【園芸科】サイネリア販売のお知らせ

 

 平素より、本校農業教育にご理解を賜り、ありがとうございます。

 さて、サイネリアの販売についてお知らせします。今年度の販売は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、密を避けての販売とするため、注文販売を行います。詳細につきましては、下記URLから、お知らせ、注文用紙、受け渡し可能日のカレンダーをダウンロードしてご確認ください。なお、注文用紙は精研農場入口の掲示板下のポストで配布も行っていますので、ご利用ください。

【家政科2年・3年】子どもの発達と保育「いばら保育園訪問」

令和3年12月6日(月)

   今年度は新型コロナウイルス感染症予防のため、例年実施しているいばら保育園児との交流ができなかった代わりに、園児が製作するクリスマス飾りの準備を家政科2・3年生でお手伝いさせていただきました。クリスマスリースやサンタクロースの顔飾り、パネルシアターの絵人形などを園児が喜ぶ顔を想像しながら丁寧に製作しました。2年生の保育選択者で保育園に持参し、「楽しんで作ってね」など一人一人のメッセージを添えて、直接園児に手渡すことができました。

3学期始業式が行われました。

1月7日(金)3学期の始業式が行われました。新型コロナウイルス感染症対策として、ビデオチャットアプリを使用した遠隔始業式となりました。式に先立って、校長から井原高校マスコット「ワタ坊」のお披露目がありました。園芸科2年生の筒井裕之くんがデザインしてくれました。今後、学校説明会など、様々な場面で積極的に活用していきたいと思います。

井原高等学校 マスコットキャラクター 「ワタ坊」


令和3年度 3学期 始業式 校長式辞

 皆さん、新年おめでとうございます。
 画面越しですが、意欲に満ちた皆さんとお会いでき、嬉しく思っています。
 今日から3学期ですが、この学期はあっという間に終わってしまいます。身も心も引き締めて時間を無駄にしないように過ごすことが大切です。
 まず、井上靖の「元旦に」という散文の一説を紹介します。井上靖は小説家で、「氷壁」「天平の甍」「敦煌」などの代表作があります。ノーベル文学賞の候補者として話題になった時期もありました。

門松を立てることも、雑煮をたべることも、賀状を出すことも、実は、本当を言えば、なにを意味しているかよくは判らない。しかし、これだけは判っている、人間の一生が少々長すぎるので、神さまが、それを、三百六十五日ずつに区切ったのだ。そして、その区切り、区切りの階段で、人間がひと休みするということだ。

 一年一年の繰り返しは、一見同じようでありながら、螺旋階段を上るように、少しずつ未来に向かって進んでいます。
 皆さんもこの区切りに「一休み」して思いを新たにし、これから過ごす日々が新鮮に感じられたと思います。
 冬休みは日数にして僅かしかありませんでしたが、正月前後に時間の断層のようなものが感じられると思います。井上靖の言う「区切り」です。私は、このときが、「自分はどのように生きたらよいのか」とか「自分はどのようになりたいのか」などに思いを巡らす最適な時期だと思います。
 そういう意味もあって、2学期の終業式に皆さんに宿題を出しました。  『スマホを置いて、1年後、3年後、10年後の自分がどうなっているか、あるいは、どうなっていたいかをイメージする』という宿題でした。できましたか。
 トンネルの向こうにかすかでも取り敢えずのゴールが見えたでしょうか。
 今年も、私が皆さんに期待していることは、自分の学力、技術を最高レベルまで伸ばすことです。これは高校時代に限らず、変化の激しい社会に生きる皆さんの一生涯の課題だと思っています。
 人間には、様々な能力がありますが、たくさんの友人、生徒、人々とつきあう中で、学力・技術を伸ばすためには二つの能力が必要だと思っています。
 その一つは、知的能力です。理解力、思考力、記憶力、判断力などで、これらの能力はどちらかというと、先天的、という側面もあるかもしれません。
 しかし、学力向上は、この知的能力だけに相関しているものではなく、もう一つ大切な能力があります。
 二つ目は、自分の能力を伸ばす能力です。企業などの採用場面では、「態度能力」と呼ばれています。やる気、リーダーシップ、感情の安定性など、いわゆるパーソナリティにかかわる能力のことです。いくら「知的能力」が優れていても、「意欲を持って仕事に取り組む力」、「対人関係を円滑に処理していく力」などの姿勢が備わっていなければ、実社会では活躍できない。態度能力は比較的後天的に形成されるものなので、本人の努力や訓練によって伸ばしていくことができます。
 高校での学習も同じことが言えます。「知的能力」は大切ですが、学ぶことに興味関心を持つ、前向きな態度で授業に取り組む、難解な課題に時間をかけて取り組む、つまり、学習自体に価値を見いだし、じっくりと腰を落ち着けて、継続して取り組む態度がなければ、学力・技術は向上しません。
 スポーツでも同じことが言えると思います。恵まれた才能を生かしきれないアスリートは山のようにいます。その逆のアスリートもいます。
 令和の時代になっても「努力」にまさるキーワードはありません。
 この「態度能力」を高校在学中に発揮する人もいるでしょう、卒業後に発揮する人もいるでしょう、卒業後しばらくして発揮する人もいるでしょう。あるときスイッチが入って、別人に変身した生徒を何人も知っています。「努力は成功の母」です。  自分に生まれつきの能力がないと決めつけるのではなく、「努力することが素晴らしいことだ」と価値観を定義付けて、頑張っている過程、挑戦するプロセスを評価することにすれば、目先の結果に一喜一憂しなくてもすむ。いくら才能があっても努力しない人は奈落の底に沈んでいくだろうし、さほど才能に恵まれなくても一生懸命磨いていれば、何か素晴らしいものになるはずです。一生懸命頑張ったのに報われなくても、また、ひたすら努力すればよい。
 始業式の今日は、学校の元旦のようなものですから、新学期のスタートに当たって、「一日の計、一年の計、一生の計」を持とう。
 どうするかというと、以前お話をしたように、自分自身にリーダーシップを発揮してください。自分をコントロールし、いやなことから逃げたりず、しっかり自分を見つめていれば、必ず目指すところが見えてきます。
 これまでの時間は無駄に使ったかもしれない。でも、今日からの時間はまだ使われていません。一日の計、一年の計、一生の計を立てて、前に進もう。きっとうまくいくに違いない。
 最後に、これから進路決定に立ち向かう3年生の皆さんを激励する言葉を紹介して、式辞を終わります。「雪に耐えて梅花麗し」 梅の花は厳しい冬の雪の中に耐えてこそ麗しく咲くという意味で、西郷隆盛が彼の甥に当てた手紙に登場する言葉だそうです。私がこのことばを知ったのは、黒田博樹というプロ野球選手(広島東洋カープにピッチャー)の座右の銘だったからです。彼はニューヨークヤンキースに移籍したとき、好きな言葉を問われて、この「雪に耐えて梅花麗し」と答えました。なぜ彼がこの言葉を心の支えにしていたかを話すと長くなりますので省略しますが、ジーターを初めとするチームメイトも感銘し、当時の監督は梅の花の写真を探してきて自身のパソコンの壁紙に設定するなど、ヤンキースを支える言葉になったそうです。
 共通テストを受ける3年生の皆さん、まだ時間はあります。一刻を惜しんで勉強してください。